○。○。○。○。○。○。 新年ご挨拶 ○。○。○。○。○。○。

明けましておめでとうございます。
昨年はコロナで世界中の経済活動や皆さんの生活に大きく影響を与え、私たちのすべてを否定され改めていろいろなことを考えさせられた年だったような気がします。
ワクチン接種によりある程度の成果は見えてきましたが、それでもこの危機を乗り切るためには大きな覚悟と変換が求められているように思えます。
林業界においても経済活動が鈍化したことにより木材の流通に支障が生じたことも事実です。
一方で木材価格が30年前と同程度まで上昇し一時的に明るい兆しがあったことは世界の目指す「再生可能エネルギー」というキーワードが根底にあると思います。
どの水準が適正なのか誰も知りえないことではありますが、私たちは現実から目をそらさず絶えず動向を注視し将来を予測して取り組んでいかなければなりません。
弊社も昨年度は売り上げも落ち国の救済を受けながら事業の見直しを行った結果過去最高の成果を収めることができました。
「造林を制する者は林業を制する」、この言葉は数年前から社員に言い続けてきた言葉ですが、まさしく的中したのだと思います。
林業といえば木を切ると思われがちな現在、木を植え育てることこそが本質なのでは。
林業の関係の会議等に参加するとどうしても造林という言葉がそこにはなくて、数の勢いに負けてなおざりにされてしまう現実は近い将来取り返しのつかない結果を招くような気がするのは取り越し苦労なのでしょうか。
今年度の造林事業に対する公共予算はコロナのこともあってかかなり低い水準になりましたが、来年度は今年度執行しなかったこともあったせいか今年度の8倍以上の事業規模になる事案もあります。
数少ない造林事業者、なかなか増えない造林従事者で果たして実行できるのか大きな疑問を持ちます。
ただ造林補助金については行政機関の甘い判断により既に予算が枯渇し、来年度に持ち越すという悪循環も始まっています。
仕事はしたけれどもお金は後回し。これで本当にいいのでしようか。
私たちの使命は子々孫々にしっかりと生物の生存と生活を安心して持続するために、森林という財産を守り育てバトンタッチしていくということ。
これだけはどんなことがあっても譲ってはならないことだと。
最後に今年1年が皆様にとって有意義な瞬間になりますように祈念します。

 

2022年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : K